新郎はタキシードが基本

新郎はタキシードが基本

より手軽に礼装を楽しめるタキシード

結婚式に関するある調査によれば、2015年の男性衣装の89%はタキシードだったそうです。もちろんその中には結婚式でなければ着ない様な奇抜なものもあるかもしれませんが、何故結婚式で新郎はタキシードを着るのでしょうか?

理由の一つは、ウェディングのカジュアル化にあるのかもしれません。格式と伝統を重んじる欧州はともかく、何事も自由の国アメリカでは、結婚式でもブラックスーツで済ませる人も多くなっています。そして日本でも、昼はモーニング、夜は燕尾服がマナーとい風潮はなくなりつつあります。だからかしこまったルールの多い正礼装ではなく、より手軽に礼装を楽しめるタキシードが結婚式の新郎のスタイルとして一般的になっているのかもしれません。

更に言えば、国内外のセレブの影響もあるのかもしれません。各地の映画祭やその前後夜祭でタキシードに身を包んだセレブが注目され、映画雑誌やファッション誌で紹介されており、それが「カッコイイ」と見なされているのでしょう。

結婚式=タキシード

結婚式の新郎の衣装は、いくつもあります。燕尾服モーニングディレクターズスーツブラックスーツなど。しかし、結婚式のカジュアル化やセレブの影響だけではなく、新郎が選ぶべき衣装は1種類しかありません。それが、タキシードです。

夜の正装である燕尾服ですが、いまこれを着用するのはオーケストラの指揮者くらいでしょう。天皇陛下の出席する夜のパーティでも、ドレスコードから外されています。

昼の正装であるモーニングは、内閣組閣の際の写真撮影で大臣達が着るか、新郎新婦の父親が着るくらい。

アメリカでは結婚式でブラックスーツを着る新郎を良く見かけますが、日本の場合、ブラックスーツはビジネスマンも着用するので、ハレの日にはあまり相応しくないでしょう。

尚、漫画やドラマの影響で日本では礼装と思われているフロックコートですが、実は正式な礼装でも準礼装もなく、ただのステージ衣装です。笑われることはないでしょうが、やはり結婚式にはふさわしくありません。