レンタル? オーダー?

レンタルするか。オーダーするか?

生地の豊富さとデザインの自由度

「じみ婚」にしようと思っても、会場に引き出物にと結婚式は何かと物入りです。そして結婚式は花嫁の晴れ舞台ですから、ウェディングドレスには気合を入れたいもの。とすれば、節約するのは花婿のタキシード費用となります。

ではそのタキシード。レンタルとオーダーではどちらがお得なのでしょうか?

まず、「生地の豊富さ」。これは断然、オーダーが優れています。オーダータキシードの専門店ならば、Ermenegild Zegna,Loro Piana,Canonico など、200種類以上の生地から選べます。好きな質感や柄の生地でタキシードを作れるのは、オーダータキシードのみの利点です。

デザインの自由度についてはどうでしょうか? こちらもレンタルではなく、オーダーに軍配が上がります。ドレスに比べるとレンタルタキシードのサイズ展開はどこのサロンも少ない状態です。これはやはり、ウェディングは女性がメインターゲットの市場であるからといえそうです。

ウェディングドレスとのバランスを

サイズの自由度に関しても、基本的にはオーダータキシードのほうが良いです。オーダーなわけですから身体の細部まで採寸され、顧客の為だけに造られた、世界に一つのタキシードとなるわけですから、サイズ感が良いのは当然です。オーダータキシードなら、自分の好みに合わせてゆったり目、またはピッタリ目に作ることができます。

とは言え、タキシードをオーダーするとなれば、レンタルよりも価格は高くなります。その後も利用する機会があるなら別ですが、もしレンタルのタキシードで自分のサイズやイメージにぴったり合うものがあれば、レンタルでも良いでしょう。

そして、オーダーにするにしても、レンタルにするにしても、花嫁の衣装とのバランスをよく見るようにしましょう。主役である花嫁のウェディングドレスがシックでシンプルなのに、花婿のタキシードがド派手ではおかしいですよね? そしてよほどのイケメンでない限り、そんなタキシードは日本人には着こなせませんのでご注意を。